2011 ハワイ・ロングステイ(8)
第 8話「フラの素晴らしさに出会って、ますますハワイが大好きに!! 」
Aloha〜 !!
ハワイ・ロングステイも10日目を迎えて、少し落ち着きを取り戻した気分がする朝を迎えた。今朝は珍しく、山側から霧雨に近いシャワーが、麓まで降りおりて来ている。窓から、舗道を行き交う人たちを見ていると、誰ひとりとして傘をささずに平気で歩いている…そう言えば、ここに来て「傘」を見かけたことがない。今朝のアラワイ運河は、この雨の影響で水が赤く濁っている。
そうして明けた今日、午前中は何処へも出掛けずに、ペンディングとなっている事の処理に専念することにした。一緒にステイしている子供たち一家は、知り合いの、結婚してここハワイに住んでいらっしゃる日本人女性と一緒に、今日はノースショアをはじめ、このオワフ島を一周するんだと言って出掛けて行った。
なのでコンドは私たち二人となり、静けさを取り戻す。「暑中見舞いのblog」の編集・メールへの返信・日誌のまとめ作業などを進める。そして昼食をコンドでとったのち、ワイキキの街へと出掛けた。
今日の午後の予定は、「ハレクラニ」ホテルでの食事とフラを観ることだけである。なので、あてなくただぶらぶらとワイキキの探検をすることにしたんですね…すると、写真のようなお店にぶつかる。 こんなにウクレレが飾ってあると、ついつい、立ち止まってしまいます。
なんだか、音色がそのまま聴こえてきそうな気がして、ウキウキするんですよね。ウクレレの小ぶりなサイズが可愛いという理由もあるようですが、何だか直ぐに弾けそうな気分になるから不思議です。弦は4本と少ないし柔らかい、場所を選ばすに弾けるのも魅力ですよね。また、価格も手がとどきやすいとも言えますよね。
しかし、ウクレレは、気軽に始めやすい感じがしますが、なかなかどうして、やりだすと奥が深いんですね。
今日は、お店の人に、ウクレレの初歩の初歩をあれこれと聞いてみました。すると、ウクレレの種類は、ボディの大きさ、形状、材質、音程などで、細かく分類されることを教わりました。ソプラノ、コンサート、テナー、バリトンなどに別けられるそうです。そんなに種類があったのかと初めて知りました。
私のように、もし初心者が弾くとするならば、まずは「ソプラノ」が良いとおっしゃる。これは、最も一般的なウクレレになりますね。楽器店等で、たくさん飾られ、販売されているものがこれになります。
次に、プロの奏者や、ステージの上で演奏する場合などは、ソプラノより大きなものが使われることが多いとのことでした。そしてお値段のことですが…安い物では数千円代の物もあるけれども、あまりオススメできないと。インテリアとして飾るといったような、雑貨的な意味合いで購入するのであれば、それもよいでしょう。
では、どれくらいの値段ならいいかというと「数万円程度の物だと問題ないでしょうね」とおっしゃっていました。 初めから、あまりに高いものを買う必要もありませんよね。
知識のある人に同行してもらって、一緒にチェックしてもらうというのがベストでしょうが、一人で買う場合は、店員さんに予算も含めてよく相談することが大切だともおっしゃっていましたよ。
まったく弾けなくても、こうしたウインド・ショッピングは、ワイキキの散歩の楽しみのひとつとなっていて、街歩きが何時までも飽きないんですよね。
午後、4時半ころになるのを待って、フラが行われるホテルのレストランに入る。そこで、ワインを注文して1,2杯飲んだところで、料理のオーダーが5時から受付けとなった。そして5時半ころから、3人のミュージシャンによるハワイアン・ミュージックの演奏が始まった。
今日これから、フラを魅せていただくホテルは「すべてはお客様のために」をおもてなしの精神として大切にしているらしい。そのホテルの名は「ハレクラニ」…「天国にふさわしい館」と言う意味らしい。ハレクラニのシンボル「蘭の花」をガラスタイル120万枚を用いて、モザイク模様で描いたこのホテルの温水プールは、芸術作品とでも言うべきものと高い評価だ。このオーキッド・プールは、宿泊客をはじめ人々に最もよく話題となる館内施設であり「天国にふさわしい館」でも取っておきの場所となっている。そのプールサイドにカジュアル・ダイニング「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」がある。そのレストランには、樹齢100年を越すキアヴェの樹があり、その下で、毎夜行われるハワイアン・ミュージックとフラは、ハレクラニならではの伝統的なエンターテイメントとして、訪れる人たちを魅了し続けていると評判なのである。そして、ハレクラニの前の砂浜、グレイズ・ビーチには「地下から湧き出る海水が、高いヒーリング効果を持つ、特別な場所である」と古くから地元の人に伝えられているそうだ。
さて…フラが、ハワイでは本来男性だけが踊り手であったこと…ご存じでしょうか ?
そして、神に捧げるための踊りなんですよね。フラの素晴らしさに出会ってから、ますますハワイが好きになる…そんな人って多いと思いますが、私たちもその一人です。
ハワイの人たちに、綿めんと受け継がれている自然への尊敬の念…山や川、石や草花にも神さまが宿っていると考えています。これは、日本の八百万「やおよろず」の神々の信仰とまったく同じ考え方で、私たちにも自然に受け入れられる…ぴったりの共感なんですよね。
フラで大切なのは『アロハの心』と言われています。「やさしさ」「忍耐」そして「協力
」など、すべては人間が自然とともに生きていくうえで大切なこと…だから、フラを習うということは、アロハの心、ハワイアン・スピリットを勉強するということになるんですね。
「人をもてなす・そして素敵な気分になっていただく」そのためのサービスの心は、アロハの心とも共通しているといわれていますよ。
夕陽が傾きはじめる午後6時ころから「フラ」が始まった。
思い出残るサンセットとハワイアン・ミュージックに彩りを添えるのは、元ミスたちの「フラ」です。彼女たちの優雅でしなやかなサンセット・フラが、ハワイの夜をより一層美しく彩ってくれる。ハワイアン・ミージックを奏でるミュージシャンもなかなかの腕前。やわらかく、ゆったりとした歌声が、澄み切った空に響いていま〜す !!
ハワイには、独特の雰囲気があって、その空気、匂い、この島が持っているパワーといったようなものから大きなエネルギーを感じます。疲れた心や体を癒し、パワーやエネルギーをもらって….フラと食事を楽しんだ。ウキウキ感のさめやらないままレストランを後に、ゆっくり夜道を歩いて帰路についた。
…..ではまた Mahalo〜 !!