2012 ホーチミン&ハノイへの旅(2)
第 2話「ホーチミン市内の観光です」
ベトナム 2日目・今日から観光が始まります。 そのホテル出発は、am 9時となっていて急ぐ朝でもないのに何だか眠れなくて、まだ夜が明けない 4時半頃には起き出してしまった。
なので時間はたっぷりとある … バスタブにお湯をはって首まで浸かることにした。
こうして清々しい夜明けを迎えたのでした。 ホテルの前の道路は幹線なのか ? … 夜明け前から車の往来が激しい。 そして、この街を走り回っている人々のほとんどが「バイク」での移動である。 そのおびただしい数に驚くのと、特に若い女性は、頭からすっぽりと UV カット対策の衣類を着けているようで、目の部分にだけ、穴が開けられています。 今日も天気は嬉しい晴です。
6時半過ぎ、朝食のレストランへと出掛けてみたんです。 そこには、ビュッフェ・レストラン「アトリウム・カフェ」がありました。
天井が高い広いフロアーに、初めて見るような料理を始め、スウィーツ・フルーツ・パン … などなど、盛りだくさんです。 すでに、たくさんの宿泊客が食事をしています。
お味はどれも違和感のない美味しさ … ついつい食べ過ぎてしまいます。 食事を終えて、プールサイドに出てみると、湿度を含んだ熱気が肌を覆います。
ここは確かにベトナムです。
8時40分・ロビー階に降りて、現地ガイドが来るのを待った。
このロビーでも、Wi-Fi の電波はしっかり飛んでいて、快適なネット環境です。 am 9時ちょうど、迎えに来た車に乗り込む。
すると今日からは、 8名でのツアーとなって市内観光がスタートしました。
ホーチミンの市内観光の始めは「 統一会堂(旧大統領官邸)」である。 館内に入ると、物凄い数の観光客が入っていて、熱気で溢れている。 暑い !! … 汗が停まらなくなってきた。 1975年のベトナム戦争終結時まで、大統領の宮殿として使用されていた豪華な建物です。 現在は迎賓館として使用されているそうです。 現在の建物は1962年から4年間かけて建てられたものだそうで、大小100以上の部屋があると聞いています。 ここは外国人だけでなく、ベトナム中から人々が見学しに来る場所だそうですよ。
手入れの行き届いた庭の先に見えていたのは2台の戦車でした。 1975年4月30日、この宮殿の門をくぐって、ベトナム解放軍の戦車が無血入場し、事実上ベトナム戦争が終結したとのことです。 ここは、南ベトナム時代の大統領の官邸としてのきらびやかな表情と、軍事会議室や脱出のためのヘリポートなど随所にみられる戦争という歴史、そして終戦後のこれからの統一とうい未来に向けたメッセージが、同時に感じられる建物となっています。
ベトナムにとっては、特別に意味のある場所なのだそうです。 広い廊下から時折り中庭を眺めながら、100以上もある立派な部屋のひとつひとつを見て回ると、この宮殿がいかに優美で華麗なものかを実感することができます。
台湾から贈られたいわれる龍と鳳凰のカーペットがありました。 最上階には、大統領がお気に入りだったというダンスフロアがありました。 この上階部分は、大統領とその家族のためのスペースで、大統領夫人の宴会室や娯楽室・映画館などもありましたね。 そして、最上階は、展望台となっていて、そのすぐ横にあったのが、屋上のヘリポートでした。 下の写真は、統一会堂の最上階から見たレユアン通りです。
この道を解放軍の戦車が通ってきた時、大統領はこの場所からその歴史の瞬間を見降ろしていたのかもしれませんね。 地下には、ベトナム戦争中に使われた大統領の司令室や、通信施設を始め、秘密の軍事施設があったと言われています。
次に案内されたところは、サイゴン大教会です。 19世紀末・フランス統治時代に建てられた美しい尖塔を持つ赤レンガ造りの教会で、正式名称は「聖母マリア教会」というそうです。 内部はネオ・ゴシック様式になっていて、正面には聖母マリアの像が立っています。 そして、すぐ側にあるのがホーチミン郵便局です。
美しい並木に囲まれたこのあたり、フランス植民地時代には「プチパリ」と呼ばれていたおしゃれな街並みだったそうです。
サイゴン大教会の横にある、一見駅のように見える建物が、中央郵便局です。
当時ベトナムを統治していたフランス政府によって造られたものだそうです。
正面から入場するとクラッシックなアーチ形に造られた天井は奥行きがあり、まず最初に目に飛び込んでくるのが、その先に飾られている大きなホーチミンの肖像画です。 一階の中央は、沢山の品々の土産物売り場となっています。 この「中央郵便局」は、写真を撮って、そそくさと観光するだけじゃ何となくもったいない感じがします。 観て美しいし、珍しい土産を探し出すのも楽しそうな中央郵便局です。 そして次に立ち寄ったのが、ホーチミン市人民委員会の建物の前の広場です。 そこには、子どもを抱いたホーチミン像があります。 台座には「BAC HO」と記されていまして、バックホーと読み、「ホーおじさん」という意味だそうです。
ホーチミンに対する尊敬と親しみを込めた呼び名のようですね。 そのホーチミン像の後ろ向こうには、観光客が記念撮影を楽しむ豪華な庁舎があります。
イタリア・ルネッサンス様式で1898年に建てられたものだそうで、昔は、駐在フランス人の公共のホールとして利用されていたそうですが、今は、人民委員会庁舎として利用されているそうです。 パステル・イエローの華やかなで豪華な建物です。 家具やシャンデリアなど、内部もかなり豪華だそうですが、政府の行政機関の為、内部の見学はできないそうです。
さて次はベンタイン市場です。 朝 6:00から夜 11:00まで開かれているそうで、ホーチミンの台所として「ベトナム市場の王様」と呼ばれています。 この市場に入ると、本当に女性がよく働く国だなぁ~と感じます。 そしてこの中には、生鮮品、食品、衣類、服飾品など、人々の生活必需品が、ぎっしり詰まっている感じです。 合わせれば 1000以上 もあると言われているお店の数々。
アオザイをはじめとして、ベトナム風の衣服が並んでいます。 日本で着るのは少し恥ずかしいかもしれませんが、記念に買ってみるのもいいかな ?? と思ったものでした。 こうして、午前中の観光は終わり、昼食は、お好みの具材が選べるバインセオと言うらしいですが、「ベトナム風お好み焼き」のレストランに案内されました。 そして、チェーと呼ばれる「ベトナム風ぜんざい」を戴きました。 こうしたベトナム料理を楽しんだ後は、シクロ「人力車」の乗車体験です。 車窓から観る街の景色とは違って、シクロの座席からのそれは、街で暮らしている人々の息づかいまでが、伝わってくる感じで、迫力があります。
その後、ドンコイ通りの雑貨店めぐりとなりました。 ホーチミン市で最もファッショナブルな通りがドンコイ通りと言われていて、「ホーチミンのシャンゼリゼ」・「ホーチミンの銀座」などとも呼ばれていますよ。 この通りには、ルイヴィトンやベルサーチなどの、世界の一流のブランドもOPENしています。 人気のベトナム雑貨からアオザイまで、ホーチミン市で売られる商品の最前線がここに集まっている感じですね。
ぶらぶらと散策している内に、 ある高級ブランド店に惹かれて店内に入ります。するとそこは、シェラトンホテルのロビーでした。 このロビーは、大きな花器に活けられた花の香りで満たされています。 市内の雑踏を一切忘れさせてくれるほど静かで落ち着きのある贅沢な空間です。 エアコンの良く効いたロビーは、雑踏の中を歩き回って火照った身体に極上の安らぎを与えてくれました。 ここを 4時頃に出て次に、人気のカフェ「ファニー」とやらに案内されました。そこで暫く、人気のスウィーツを楽しみ、ホテルに帰ったのでした。
今夜の夕食は、サイゴン川ディナークルーズとなっていて、ホテル出発の夜 7時半まで自由行動です。 そこで、シャワーを浴びて一休み ….. ほっとするひと時です。
夜7時30分にガイドが来た。 ホテルからそんなに離れていない所に、クルーズ船が発着する桟橋はあった。 桟橋には、イルミネーションで飾られた船が停泊していて、乗客を出迎えています。
夜で、当たりの様子がよく見えない。 この船着き場は、観光のためだけではなく、サイゴン川の対岸への、渡し船の発着場でもあるようです。
乗船して、飲み物を注文し終えた頃、3階建ての船は出航して行きましたね。
次々に出てくるベトナム料理は・どんな内容の料理だったか ?? …. 頑張っても思い出せません。 それほどに印象的でもなかったようですが、美味しかったとは思います。
ただ、生演奏の音がちょっと強すぎて !! … 落ち着いて食事が出来ない雰囲気でした。
こうして、サイゴン川ディナークルーズを終えて、桟橋に戻ったのは 9時20分ころだったと覚えています。 上陸してすぐに送迎用の車に乗り込み、9時半にはホテルに帰り着きました。
今日のお話は、これで終わりとさせて戴きます。
さて、次の「第 3話」は、メコン川流域を尋ねた後、ハノイへ移動の報告です。
今回もご覧戴きまして、ありがとうございました !!
これからもまた、お付き合い下さいますように、お願い申し上げます。
ではまた …….