2011 ハワイ・ロングステイ(10)

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第10話「ダイヤモンドヘッド登山は、マイペースがおすすめよッ !!

  Aloha〜 !!
「ワイキキのシンボル」として、誰にも知られている「ダイヤモンドヘッド今日は、その登山に挑戦したんです。  ところが、そのハイキングツアーには、なぜか新婚さんばっかり !! …そんな若い人たちの登るスピードには、とてもついて行けなかった私たち快適なハイクを楽しむには至りませんでした
 その情けない登山の様子を、少しだけ聞いて下さいますか ? 
  確かに、ガイドブックには「およそ 1㎞ と短い距離のハイキングで、子供からお年寄りまで気軽にお楽しみ頂けます」…と書いてあったのよね。…そう !   問題は、登り下りに要する時間なんです
 限りなく70歳に近くて、ハイキングには慣れていない私たちには…登り始めから下山までおおむね1時間半から2時間ほどをかけると、楽しみながら登ることができたのではないかと思いましたね。 それが、今回のツアーでは、およそ1時間と、私たちには短か過ぎたという訳です。 ところで、ダイヤモンドヘッドとは、噴火がおよそ30万年前に起こったきりの死火山の外輪山なのです。中心部分はクレーターとなってくぼんでいて、その外輪山の一番高い部分が標高232mのダイヤモンドヘッド・トレイルの山頂です。       火口底面から山頂までの高さは170メートルだそうです。…では、登ったときの様子を書いておきますね。
 未明の4時50分にコンドを出る。私たちが、指定された集合場所はアンバサダー・ホテルオブ・ワイキキ…コンドから歩いて10分ほどのところにあった。 街中の芝生のあちこちには、スプリンクラーが働いていて、歩道にまでその水がしみ出している
 ホテルのロビーで待っていると、ツアーのバスが、私たちを迎えに来た。ドライバーもツアーガイドも女性である。私たちを乗せたあとバスは、ワイキキのホテルを数カ所回ってツアー参加者を拾って行く。予定の参加者が揃ったところでバスは、ダイヤモンド・ヘッドへの入り口となるトンネル前の広場に着いた。 

このトンネルのゲートが開門となるのはam6:00だ

 それまでは、ガイドの説明を聞きながら夜景を眺めて待つ。
 そしてam 6時…開門と同時に、待っていた観光バス 数十台が一斉に列をなしてトンネルへと入って行く。

 トンネルをぬけるとそこはクレーターの中、バスを降りるとインフォメーションセンターがあった。    
 そのすぐ右手にトイレが…もちろんこの先にはトイレはないので気を付けて…。
 そして、もうひとつ忘れてはいけない持ち物としては水…この先に売店などはありませんから。

  さあ !! いよいよ登山の始まりです!…スタートはコンクリートで舗装された歩道。
  わりと平坦だから、ここなら小さいお子さまも歩ける感じであるが…それでも家内の歩行スピードは、かなりゆっくり…で、後から来るお年寄りの人たちにもどんどん追い越されて行く有様。しばらく行くとそうした歩道が終わり山道となる。 斜面もちょっと急になって道幅も狭くなり「登山」という感じになってきました。そうした坂道をクネクネ登りはじめると、景色も少しずつ変わってゆき、少し汗ばんで息も切れ始めるときです。そうして1つめの狭い展望台に到着しました。 カハラからハワイカイに続く海岸線、ハナウマ湾の手前のココヘッドまで望めます。
 そんなに広くない場所なのであまり長居ができにくいところではあったが、ここで水を補給して呼吸を整える。そして、ヨイショ !! と再スタート!  さて、最初の展望台を過ぎると…1つ目のうわさの階段である。この階段はあまり急ではなく、比較的楽に登れます…とは言われているものの、76段ありますから、私たちには第一の難関となったのです。
 家内は、私のウエストバンドにぶら下がった状態なんです…ですから私は、持て余している自分の体重のほかに、家内のそれのおよそ半分をも持ち上げる必要があったのです。さすがの私も、この最初の階段で息が上がってしまったものでした。
 登山道は、日の出ツアーに集まった多くの人たちで大渋滞…そのたびに足が停まる…すると、大汗が一気に吹き出す。ハワイに入ってこんなに汗をかいたのは始めてである。
 この、ひとつ目のうわさの階段を登りつめると、次は1つめのトンネルがありました
 うっすらとした電灯が点いてはいたようだが、ここはライトを携行する必要があるなと感じたものです。

そして、このトンネルを出ると直ぐに、2つ目の恐い階段…これがうわさの99段で〜す !!

 1つ目の階段よりかなり急で、手すりにすがりつくようにして登り降りしている…なので、家内はというと、私のベルトにほとんどぶら下がっている状態で〜す !!
 …もう !! 必死の形相で登り上がったものでした。99段を上がって、やった〜!と喜んでいる間もなく 2つ目のトンネルが目の前です。「お先真っ暗」とはこのことでした。

 
 そしてさらに、その2つ目のトンネルの先は…狭い狭い垂直の43段もある螺旋(らせん)階段で〜す !! おまけに足下が暗いうえに、登山者の大渋滞が起きていました。
 登山ルートに、こんな所があるとは「知らぬが仏」の私たち…こんな様子を登る前に聞いていたら…とても、ここまで来ることはなかった筈です。私たちの後ろにも大渋滞の人の列…もう ! 引き返すことは出来ません…歯を食いしばって登るだけでした。
 無事にらせん階段を登りつめればコンクリートに囲まれた不思議な部屋に到着
ここは軍事下にあったときの攻撃統制室だったそうです。
 この出口はかなり頭をかがめないといけないほど低い出口なので注意しましょう。

 外へ出ると… うわぁ~~!! 視界一面に海が広がっていま〜す !! 
ダイヤモンドヘッドビーチの珊瑚礁がキレイで〜す !! 

 
 でも、ここで止まってしまうと、後ろから出てくる人が困ります。このまま一気に頂上へ!
 

 柵のある狭い道を少しだけ歩くと、最後に20段弱の階段。それを登ると、そこは目指していた頂上なのです。
 まさに360°のパノラマビュー! エメラルドグリーンからまっ青に変わっていく海、ワイキキの街並み、さわやかな風と澄み切った空。ここの景色は本当に最高。

 「あー来てよかったー !!」と心から感動している家内でした。…そう ! 家内は、ほとんど気力だけで登ったようなもので〜す。それに対して、体力を使い果たしたクタクタの私が…トホホ。

山頂はあまり広くはありませんが、思い思いに笑顔で記念の写真を撮ったものです。360度のパノラマ絶景。心地よい疲れと爽快感。実際に登った人だけが味わえる感動。日差しも思っていたほど強くなく、爽やかで気持ちのよい風が吹いていました。


 ダイヤモンドヘッドを降りてバスに戻ったら、みんなが首を長〜くして待っていらっしゃった。あ〜ぁ !!

 私たちのバスは、次に「KCCファーマーズ・マーケット」会場へと案内してくれた。
ここは、ワイキキから、ザ・バスの22、58番に乗車して約10分ほど走ったところで、ダイヤモンドヘッドの麓にあたる。 毎週土曜日の午前7時半ころから開催されているマーケットであるが、今ではロコを押しのけて、日本人観光客でごった返している。 このマーケットには、メイド・イン・ハワイの物産品が並ぶことで人気が高い…だが、私たちのように、初めて訪れる観光客がうっかり罠にはまりがちなことがある。それは、プレートランチなどのお弁当物に、ついつい手を出してしまうことだ。 確かに美味しそうには見えるけど…まずは食べる場所がない。それに、あれだけの人混みとホコリの中、地べたに近い縁石に腰を下ろして食べている。よくよく考えてみるとそれって、ちょっと抵抗ありませんか?…「朝食は、何もここでとらないで、どこかもっと衛生的な他で食べればいいのよ !!」 …ッて、ワイキキ・ママが言っていました。 もうひとつ注意すべきことは、マーケット会場に入ったとたんにコーヒーを買わないことだそうだ。その訳は…コーヒーは最初熱くて一気飲みができない…となると、会場の人混みの中を歩き回るのに邪魔になる。どうしても飲みたければ、見物が終わってからが良い…と言う訳です。 ところで、ワイキキ通の方がおすすめの楽しみ方とは…その一つは「試食」を楽しむことだそうだ。どこのお店も本当に気軽に試食させてくれるので、ぶらぶらと歩いて美味しく上手に楽しんで見てはいかがでしょうか ? ちなみに、簡単に食べられるものとしては、ソーセージなんかは無難だそうですよ。量的にも、朝はこのくらいで押さえておくのがベストだそうだ。 そしてさらにもうひとつおすすめなのは、「アワビのバーベキュー」が好評ですハワイ島の海洋深層水で育った新鮮な特上エゾアワビを焼いて販売するバーベキューが毎回好評で、列が出来るほどの人気となっている。 このBBQアワビは、1皿に2個載っていて $5 ほどとお安く、とても美味しい !! もので〜す
さて、KCCファーマーズ・マーケット、いかがでしたでしょうか?… そして上の写真に、「ハワイの空気というか風」を感じて戴ければ嬉しいです。

「第10話」はこのへんでおわりといたします。
 ではまた…Mahalo〜 !!

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