2011 ハワイ・ロングステイ(18)

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第18話 「 ハワイ州は、アメリカで 唯一「カカオ」が育つそうよ !!

     ハワイ四島クルージング「5日目」
       寄港地観光・チョコレート工場とコナコーヒー農園見学

 目を覚ますと、船は揺れもなく静か。バルコニーに出て観ると波もなく、船は減速して僅かに動いている。そして、ハワイ島・コナの港町が直ぐ近くに見えている。 この港には、大型船は接岸出来ないらしくて、今日はテンダーボートでの上陸となることを聞いる。
 今朝もよく晴れている … なだらかな山の稜線から朝陽が昇ってきた。とても印象的なコナの夜明けの風景だ。am 6時半・船は速度を止め、碇を降ろして沖停泊の作業が始まった。 7 時を過ぎて、デッキ11階のアロハカフェに行く。レストランに入るなり、昨日の観光で一緒になった「オハイオ州から来たと言う娘さん」とバッタリ … 「 今日は何処へ行くの ? 」と言うので「 コナ・コーヒーファクトリーよッ ! 」と応える。すると「 ひょっとしたら、また一緒のバスになるかもね ?? 」と … 彼女の笑顔が返ってくる。… 短い会話 … でも、こうした一瞬・一瞬が嬉しくてたまんないんで〜す !! 。 今日の寄港地観光の出発時間は9時過ぎ。
 なので、朝食後は船内の散歩を暫く楽しんだ。 沖合に停泊している私たちの船とコナの 港の間を、すでにテンダーボートが往き来している。私たちは集合時間が am 9:15・ギャングウェイから出てテンダーボートに乗り移った。海は波もなく静かで、ボートは大した揺れもなく快適に進む。9時40分・コナの港に上陸した。 港では、地元の人たちが、ハワイアンミュージックを演奏して、私たちを歓迎してくれていた。 クルーズの乗客たちはこの港から、思い思いのツアー・バスに乗り込ンで行く。
 私たちの観光は、まずチョコレート工場を訪ねることから始まった。 カカオの栽培からチョコレート製造まで全てを自社で行なっていると言う、ハワイ初の完全なメイド・イン・ハワイである「オリジナル・ハワイアンチョコレート・ファクトリー」に案内された。
「 海と山が出会う場所に住みたい ― そんな夢をかなえるために、ノースカロライナを離れ、コナの海岸を一望できる農場付の家に移り住んだのは1997年。それ以来、コナ・コーヒーを初め、カカオの栽培に打ち込んできました 」と言う人・この農場の主「ボブ&パム・クーパーご夫妻」である。 さてここからは、チョコレートが出来るまでの長〜い説明が「英語」で始まったんです。言うまでもなく私には理解できませんでした。 …. なのでここでは、ツアーが終わってから調べて分かったことを、こっそり皆さまにレポートしておきますね。

 さて …ハワイ州は、アメリカで唯一「カカオ」が育つそうだ !! 」ッてことをご存じでしたか ?
  その「カカオ」の栽培から、商品加工までのすべてをここハワイで行い、チョコレートを作っていると言うのは世界中でこの農場だけだそうですよ !!
  ここのオーナがチョコレートはアロハ(愛)です!と言ったことが印象的でした。 
  ハワイの火山灰土壌と、太陽の光や雨などの自然の恵みを受けて、この農場のコナ・コーヒーとハワイアン・チョコレートは、いまや世界にも名高い独特の風味を誇っていると言うのです … そんなこと、詳しく分かっていれば、お土産に買ってくるんだったとあとの祭りです。

「カカオの実」なんて、初めて見ました。 … 豆がいっぱいに詰まったカカオの実は、およそ3~4m 程度の低木の幹や枝に直接実っていましたよ
  その実は5ヶ月以上の時を経て熟すそうで緑から黄色へ、さらには深い栗色や、もしくは、キャンディー・アップルとか呼んでいるそうですが「赤色」へと鮮やかに色を変えるそうです。
写真で見られるように、熟した実に切れ目をいれると、中には白い粘液に包まれた豆がいっぱいに詰まっています。… が、これは見た目も味もチョコレートとは程遠いものです。
 そこからカカオ豆を取り出し、木製の箱に入れて発酵させ、その後棚の上に広げ、ハワイの太陽の光で22~28日間かけてゆっくりと乾燥させるのだそうです。 ここで、ちょっと余談ですが … 上の写真で 、 撮影している私をギュッと、にらみつけていらっしゃる女性は中国人。この方のご主人が持っているカメラが、偶然にも私の物と同じだったんですよね。….. ただ、それだけの話しです ….. 余計なことでしたが ….  ?!

 カカオ豆はそのあと焙煎し、殻を取り除いて中身だけを取り出す。これをすり潰すとチョコレートの原料となり、砂糖を始めパウダーなどを加えて、100%ハワイ産のチョコレートの完成となるんだそうですよ。
 本物のハワイアン・チョコレートに出会えるのはこの農場だけで、大変希少なことなんですッて !! …
 コナに来たら是非手に入れて欲しい物だそうですよ !! 。

 次に案内されたのは「コーヒー農園」です。
 世界でも「極上」のコーヒーとして知られるハワイ島コナの特産物、コナ・コーヒーで〜す !! 。   ハワイ島のコナ地域でしか栽培されていない、生産量の少ない世界最高級のコーヒーなんだそうですよ !! 。 独特の風味が特徴とされています。 ハワイ島のマウナロア山とフアラライ山の裾野に「コーヒーベルト」と呼ばれる地域が広がります。 この辺りの土地は豊穣で水はけが良く、コーヒーの木に必要な栄養条件が全てそろっているとか。 熱帯特有の日光と適度の雨、日中の暖かな風、夜の涼しい風など、コーヒーの生育に申し分ない環境で、強すぎる直射日光は雲が遮り、激しすぎる風は周囲の森が防いでくれる…全てがコーヒー栽培に理想的な条件なんだそうです。
 そして、コナ・コーヒーの農場では赤く熟した豆だけを手で摘むので、完熟コーヒーの、最高の香りが生まれると評判なのです。
 ただ、コナ・コーヒーの生産地はコナ地区に限られ、しかも有機農法による手作業で栽培されるので、生産量は世界のコーヒー生産高のわずか1%未満だそうですよ
 そのため、ハワイ以外で、コナ・コーヒー100%の品を手に入れることは、ほとんど不可能といわれています  ハワイコナコーヒーは、柔らかな酸味と滑らかな口当たりを味わうことのできる高品質コーヒーとして人気がありますが、前述したように生産量が少なく、希少価値が高いため、ジャマイカのブルーマウンテンコーヒーと並んで高価な豆としても知られています。

 コナに最初のコーヒー農園がつくられてから1世紀が過ぎた今日、地域の主要産業として経済を支えるまでに発展したコナのコーヒー産業 … 多くのコナの農園が、5代目の自営農家として、世界に名高いコナ・コーヒー栽培の伝統を守り続けているそうで〜すよ。
  今日は、こうした二つの農園を見学終えてコナの港町に戻り着いた。




 町並みの外れ付近でバスを降り、テンダーボートがシャトル運航している港まで、ゆっく町をショッピングしながら戻ることにした。  こうして、今日の寄港地観光も無事に終えテンダーボートで船に戻ったのでした。
 夕刻の5時半「寿司バー」のオープンを待つ行列に加わる。
 行列の殆どは白人の皆さんだ。鉄板焼きと日本食が人気なのである 私たちは、にぎり寿司のコースを注文した。そして最後にウナギの蒲焼きを貰って … これで終わりかと思いきや、ボリュームたっぷりのデザートがついてくるんです。
… 旅行中だからこそ食べられるんですよね。
 食事を終えて、デッキ5階の大ホール「ハリウッドシアター」へと移る。
 今夜のショータイムは、フランキーヴァリ&フォーシーズンズ特集とかで、私たちにも懐かしい 60 年代のヒット曲が聴かれた。 男性四人のコーラスグループのサウンドで、ハーモニーが綺麗 !! … そして振り付けも良く合っていて素晴らしいショーを魅せてくれて、アメリカ !! を感じたものだったで〜す 。
 夜9時ころにはキャビンに戻り、今日の写真の取り込みや日誌を書いた。
 船は 4 島目となるカウアイ島に向けて航行しているが、今日はかなり揺れている。私たちは、酔い止めの薬が良く効いていて、何ともないから嬉しい。
  明日はOPツアーの出発が少し早い。なので早めに休むことにしたんです。
   ではまた…
 ご覧戴いて…Mahalo〜 !!

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