■ 第6日目(11/9・土)
「甲州夢小路」「奈良井宿」を経由して「善光寺」へ
この「湯けむり富士の宿・大池ホテル」のお風呂には、昨夕入った5階の展望風呂の他に、1階には庭園風呂があるらしい。5時半に起床して、そのお風呂に出掛けてみた。
私の他には、誰も入ってはいません …やったー !! 上がり終えるまで貸し切りでした。 外気温は恐らく2〜3℃と思われるが、風もなく、それほど寒くは感じません。
このお風呂からは、遠くの景色が見渡せないが、どうやら朝霧がでている様子である。
ゆったり独り占めすることが出来た庭園風呂は、満点の朝湯でした。
そして、七時から、レストランでの朝食となりました。 嬉しい、ビュッフェ・スタイルの朝食です…お刺身があります。
こうなると、なお一層に、ご飯が進み過ぎて困るんです。 今日も元気…朝ご飯が美味しいで〜す。
さて、今日のドライブは、「甲府駅」そばの「甲州夢小路」を経由して「奈良井宿」に立寄り、あの牛に引かれて信州信濃の「善光寺」へと向かいます。 八時半ころ、チェックアウトをしてホテルを後にしました。
まずは、甲府駅を目指して、今日のドライブが始まりました。
今朝の河口湖からは、朝霧がかかっていて富士山が観えません。
少し走って、登山路に差し掛かりました。そこに「富士見橋」と言うのがありました。
そこでは、数人の人たちが、カメラの三脚を立てて、富士山の撮影をしていました。 この橋の手前に、展望デッキが造られていました。
小休憩がてらに、私たちも車を停めて、暫くの間、富士山を拝みました。
裾野には、雲海が広がる富士山が、しっかりと観えています。 ここからの富士山の姿も、なかなかにいいものでしたよ。
甲府駅へ向かって走っている途中で、少し長いトンネルを抜けました。
するといきなり、紅葉が眩しい景色が飛びこんできます。
私たちが住んでいる地方の紅葉とは、また、規模や彩りがまるで異なります。 8時50分・四日市の石和(いさわ)温泉がある町に入りました。
遠くに「雪を被った南アルプス」が見えています。…. 9時15分・甲府駅に着きました。
休憩がてらに立寄りましたここは、山梨の伝統工芸品を扱うショップや、県産の食材を使ったレストラン、美術館などが集まった商業施設の「甲州夢小路」です。
2013年の3月・JR甲府駅北口に、新たな観光スポットとしてオープンしたものです。
この「甲州夢小路」は、古民家を移築したり、蔵や倉庫、石畳など、昔ながらの建築様式を取り入れ、明治・大正・昭和初期の、甲府城下町を再現したとのことです。
江戸時代の甲州は、徳川幕府直軸の天領であったそうで、幕府のお役人や旗本などが住んで、洒落た小江戸文化が栄えていたそうです。 お店の開店は 10時で、まだその準備中でした。
レトロな雰囲気の路地を、そぞろ歩くのは楽しいものです。
お店の看板がとてもお洒落です。
この街には、宣伝の旗が立てられていません ….. ヨーロッパ的で良いですね。
駅前の公園には、甲府城の、山手門が復元されています。
立派な御門は、武器の倉庫としての役割も果たしていたそうです。 休憩がてらに立ち寄った「甲州夢小路」と駅前広場でした。
09:45・ここを後にして → 次に「奈良井宿」を目指して走り始めました。
甲府昭和ICを10時に降りて、そのおよそ5分後、双葉SAに入り小休憩とりました。 今日は土曜日・このSAの広い店内は、沢山の人で賑わっています。
暫く休んだ後、ここを10時半頃に出発です。
土曜日の高速道路、バイクのツーリングが、私たちの車を追い越して行きます。
いま、「諏訪南」を通過・気温11℃・標高は1051メートルと高い処を走っています。
「奈良井宿」に向かうには「塩尻IC」で降りる必要がありました。
…ところが、ナビの音声案内が、細かい分岐で、いま少し親切ではありません。
それでつい、高速を降りるタイミングを外してしまったのです。
仕方なく、次のインターの「塩尻北」まで走り、引き返すことになりました。
その為に、おおよそ、30分のロスが出てしまいました。…やれやれ。
塩尻北を11:22に降り、そこからは、延々と畑の真ん中の一本道をひた走ります。
11:26・奈良井川橋を渡ります。気温は11℃・標高665メートルです。
次に塩尻市に入ると、気温が9℃と下がりました。
この辺りは「ぶどうの里」・「ぶどう園」などの看板が立ち並んでいます。
「奈良井宿」までの道は「南木曽路」です。
その両側の山の斜面は、花が咲いたように、紅葉しています。 こんな紅葉は、かつて観たことがありません。
ちょうど良い季に来たんだな〜と思いましたね。
こうして、紅葉の景色を楽しみながら、「奈良井宿」 に着いたのは12:05でした。
およそ1キロメートルにわたって宿場町の軒が続いているそうです。 この宿の中ほどの「蕎麦屋」で昼食をとりました。
独特な形をした「五平もち」を戴きました。
ゴマとみそで仕上げたみそだれの味は格別でしたね。
お腹を満たした後は「奈良井宿」の見物です。 ここ奈良井宿は、日本最長の宿場町だそうで、中山道沿いに南北約1kmの長さがあると聞きました。 江戸時代、江戸と京の都を結ぶ重要な街道であった中山道。
その中山道六九次のうち、木曽路には11もの宿駅が存ったそうです。
この宿場町は、木曽11宿ある中では、最も標高が高く、難所の鳥居峠を控えて、その昔、多くの旅人で栄えたそうです。
「奈良井千軒」と謳われていたそうですよ。
今日は、この宿場町に、少し冷たい風が吹いています。奈良井宿は、江戸時代や明治時代の建築物が立ち並んでいて、往時の面影を色濃く残していると言われています。
もう少し時間があれば、ゆっくりと散策しても、飽きない街道だと感じました。
そして紅葉にも出合えて、まぁ、いい季に訪れたと思ったものです。
この宿場町の通りを往復して、1:20頃に出ました。
そして今日の最終の目的地「信濃の善光寺」に向けて走ります。
13:50頃・松本長野道の塩尻インターに入りました。
手元の iPhone では、松本市は外気温15℃・標高は564メートルとなっています。
車は次に「安曇野市」に入りました。外気温14℃で・標高は489メートルです。
そして、2:40に長野インターを降りました。
こうして、15:05 →「善光寺」に到着です。
土曜日ということもあるのでしょうが、全国的に有名なお寺さん…参拝者が多いです。 この「善光寺」は、どの宗派にも属していないそうで、そのために、昔から、身分や男女の違いに関わらず、お参りした者は、誰でも救ってくださるらしいのです。
そう言うことで、全国から多くの人が「善光寺」参りをしてきたと言う訳ですね。
門前町を、一通り散策して、途中でお茶にしたんです。
お抹茶でのカフェタイムとなりました。 日没が近くなったpm 4:35・この善光寺を後にします。
そして、今晩の宿泊先「ホテルメトロポリタン長野」に、日没と同時に到着です。
ここは、信州の玄関口 JR長野駅 の横に位置した、本格的なシティーホテルです。
駅前には沢山のレストランがありました。長野市は人口38万人だそうですが、都会的に感じましたね。駅前のビルの10階に、居酒屋がありました。そこで早速夕食としたのです。
好みの料理を、注文して食べられる…居酒屋の良いところですね。 ここ長野市は、奥深い山の中ですが、お刺身も美味しいです。
…お酒が進むにつれて、今日の長いドライブの疲れがとれて行きます。 値段もリーズナブルで大満足。
食事を終えて、ホテルの部屋に戻ります…あとはバタンQ…。
ご覧いただきましてありがとうございました。
…ではまた次回にお会いしましょう。
2013富士山周遊ドライブ10「第6話」 への4件のフィードバック