■ 第1日目・4/11(金)・晴
新門司港から長距離フェリーに乗船・東京へ向かう
これから見ていただくのは、マイカーで行く「ドライブの旅」です。
その期間は 、2014年の4/11〜4/26 までの16日間です。
マイカーにした訳は
…私たちは 70歳を越え、旅の手荷物の重さが、負担 になっています。
マイカーの旅だと 手荷物の全ては、我家の玄関から玄関まで を車が運んでくれます。
つまり、ポーターが、終日同行してくれているようなものです。
それに、乗り慣れたマイカーだと、日常のちょっとそこまでの「お買い物感覚」の
気軽さで出掛けられます。
また、マイカーの旅だと、
周りに気遣うこともなければ、
気取ることも
見栄を張る必要もありません。
普段着感覚で「非日常的な旅」を
楽しむことが出来ると言う訳です。
それに、自分に合ったリーズナブルな旅にすることも出来ます。
例えばランチは、「おむすび」でも買って、
初めて観る景色の中でちょっと腰を降ろして食べればよいでしょう。
時間に縛られずゆっくりと、想い出づくりができるマイカーの旅です。
旅のガイドには、何時も「カーナビ」が一緒です。
知らない街でも不安はありません。無理なスケジュールを立てないで、安全運転を心がける…それだけは、しっかり守らなくてはならないドライブの旅です。
出発した4月11日は、私たちが住む北部九州の桜はすでに葉桜です。
これから向かう関東ではきっと、満開の桜が観られる筈だと期待しての出発です。
さて、出発初日のスケジュールは、
新門司港を19:00に出港する「東京港行きフェリー」に乗船するだけです。
ですから、何時もの時間にゆっくりと朝食を済ませ、車に荷物を詰め込みます。
すると車は「動くクローゼット」に早変わりです。
八時半頃に家を出発して福岡へ向かいます。外気温は12℃とちょっとひんやり・・・十時半頃・博多駅の屋上駐車場に入りました。ここで、早目のランチとひと休みです。
JR博多駅には、複合施設のひとつである東急ハンズや、200を超える店舗が並ぶと言われているアミュプラザ博多・九州初出店の百貨店「博多阪急」、それにレストランゾーンとして「シティダイニング・くうてん」など、退屈しないスポットが沢山あります。
12時半・この博多駅を後にし、門司港に向けて走ります。 フェリーへの乗船は夕刻で、それまでには時間があります。
そこで、久し振りに「門司港レトロ街」に立ち寄ることにしたのです。
ひとまずカフェでお茶を飲み、ドライブの疲れを取ることにしました。
この「門司港レトロ街」のエリアには、大正・昭和のモダンな建物が残されており、不思議な魅力を持ち合わせている街です。
私たちが最初にここを訪れたのは、もう数十年前のことです。 レトロな「門司港駅舎」が記憶に残っています。 もう一度見たいと探しました。…..すると、その建物は改装中・・・工事用の壁が、駅舎全体をすっぽりと覆っていて、全く観ることが出来ませんでした。 ( 上の写真は模型を撮したものです )
明治24年に建てられたという「門司港駅舎」は、ルネッサンス調の木造建築で、ドイツ人技師の監修のもとに建てられたと言う珍しいものです。
建設当時は、とてもモダンな駅舎で・二階にはハイカラな食堂があり、大変賑わっていたと聞きます。 ( 上の写真は、駅舎前の広場で、ラジオ体操をする地元の人たち )
駅舎としては初めての国の重要文化財。
駅舎の保存改修工事は始まったばかり、四・五年は掛かると聞きました。
八重桜が満開でした。
門司港レトロ街の散策を終え、今日のドライブの最終目的地「新門司港」へと走ります。
門司港レトロ地区からは車で二十分ほどの距離でした。
新門司港のターミナルの直ぐ手前にはコンビニがありました。
乗船する前に、食料などの買物をします。
これから乗船する長距離フェリーのレストランメニューには「うどん・ラーメン・カレーライス」の三品のほか、自販機中心の「レトルト食品」しかないとのことです。
コンビニの店員さんは長距離フェリーのレストラン事情を良く知っていて、割り箸や手拭きのおしぼりなど、東京までの航海の二日間分を入れてくれました。 ターミナルで手続きを終え、乗船の許可が出たのは、六時少し過ぎでした。
オーシャン東九フェリーに乗船です。
客室に入り早速、夕食の準備にかかります。
コンビニで買い求めた「弁当と酒肴」をテーブルに広げ、船内の自販機で求めたビールとお酒が並びます。一日の終わりの嬉しい夕餉です。
客室のテレビは、画像の乱れもなく衛星放送が奇麗に観れます。
船は19:00に出航、すっかり陽が暮れた海上を揺れもなく進んでいます。
晩酌を終え、この日は早めに休むことにしました。
■ 第2日目・4/12(土)・晴
終日クルージングです。
夜中、船の揺れで目を覚ましました。
未明の5時頃・起き出して大浴場へ行き覗いてみます。誰もいなくて貸し切りです。
船内の大浴場は24時間・入浴ができます。
湯船の中には船の揺れで波が起きていて、身体があちこちへと流されます。
浴室のシャワーは丁度良い温度のお湯が快適に出て気持ちの良い湯上りでした。
船は、四国の沖を航行しているようです。
旅行2日目の今日は、終日クルージングとなります。 ( 下の写真は船内の航路図です ) さて、船内での朝食ですが …自販機の「レトルト食品」となりました。
選んだのは「巻き寿司と稲荷寿司」それに「カツサンドウィッチ」…
どれも味が濃すぎだと感じました。 スープ代わりに「シーフード味のカップヌードル」を食べてみたんですが、これが一番美味しかったです。
9時半頃、四国の徳島港に入港しました。 デッキに出て船を一周してみたんです。デッキには多くの排気塔があり、物凄い音がしていました。 旅客クルーズ船のようにデッキでのんびりとはなりませんでした。 上下の写真は「徳島港」の風景とターミナルビルです。
船内のレストランは、お昼と夕刻の二回だけオープンします。
そのメニューは「うどんの他にラーメン・カレー・鶏の唐揚げ・たこ焼き」でした。
レストラン・メニューは少ないけれど熱々の料理が食べられる…そのことが何よりも嬉しいものでした。
さて私の最大の関心事は、船内での食事が最後となる夕餉の晩酌をどう楽しむかです。
夕刻の5時半・レストランに行きます。缶ビールとお酒を自販機で求めます。
レトルトの自販機からは「ピッツァ」を求め電子レンジでチンします。
これに、持ち込んだ「チーズ」と「サラミ」に「ピーフジャーキー」を加えて「酒肴」が揃いました。 なんとも嬉しい晩酌が始まったのです。
晩酌が続く夕刻の6時・レストランがオープンです。
晩酌の締めは…..ほっかほっかの「うどん」です。
明日の早朝は東京港で下船 …. 晩酌の話題は下船後に始まるワクワク・ドキドキのドライブのことばかり。時間を忘れての楽しい夕餉となりました。
今宵はしっかりと睡眠をとり、明日の安全なドライブに備えたいと思っています。
ご覧いただきましてありがとうございました。
…ではまた次回でお会いしましょう。
2014 関東一都六県周遊ドライブ16「第1話」 への2件のフィードバック