2013 スペイン・ポルトガル周遊10「第4話」

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2013「スペイン・ポルトガル周遊10」
第4話 マドリードとトレドの市内観光

 旅は4日目(日曜日)・五時の目覚ましの音で、やっとこさ起き出す。
 だんだん疲れが蓄積してきているのを感じる。 
 朝食は am 07:50 頃から、そして出発が am 08:45 とゆっくりで嬉しい。 今日の予定は、始めにマドリード市内観光をして昼食。 その後、トレドへ一時間のバス移動をしてトレドの市内観光です。 こうして今日一日の観光が終わると、マドリードに戻って、街のレストランで夕食の予定です。

 今日は、街歩きが多い観光となりそうです。 … こんな時、男性と言えども、携行するバッグは、出来るだけ小さく、軽い方がいい近年、男性用バッグ類の色やデザインが、街に溢れていることに驚かされます。 その誘惑に負けて、旅行の度に何度買い替えたことか ….  お恥ずかしい。
 08:45 にホテルを後にして、マドリード市内観光が始まった。 4月21日の今日は、日陰の最高気温が20℃との予報であった。 スペイン全体の人口はおよそ4,600万人だとか・日本の1.3倍の面積があると言うから、ゆったりとしたスペースの中で暮らしていることになる ここマドリードは、人工およそ300万人。 
 昼休みが 2時間と長いスペインでは、会社・企業は、9時に始まり、夜 7時頃に終わる
 ここに来て 4日目の私たちも、スペイン時間に慣れつつある。 昼食は午後 2時過ぎ・そして夕食が夜 8時頃からと遅い。 
 車窓から「アルカラ門」が観えて来た。 このマドリードの街を象徴するモニュメントであるアルカラ門は、1778年国王カルロス3世の命で作られた。  何世紀も前から街の生活の一部となり、何世代もの人々がその前を行き交ってきたマドリードの門です。 主な街道から、マドリードへの入り口となる人通りの多い場所に建てられています。
 そして、次に観えてきたのは「シベレス広場」です。 広場中央にあるギリシャ神話の女神シベレスの噴水にちなみ「シベレス広場」と名づけられているそうです。 現在のマドリードを東西南北に走る幹線道路が集まっている、旧市街と新市街の接点となる位置に造られています。
 車窓から、そんな光景を目にしながらバスは、スペイン広場に着いた。 この広場は、王家のお庭だったところだそうで、周囲が 5.5kmあるそうだ。
   ちなみに日本の皇居の周囲は 5kmだとか。
  
   有りました !! … 広場に入るとその奥に「ドンキホーテとサンチョ・パンサの像」が建っています。

 スペイン広場 それは、知名度や賑やかさではローマが上ですが、ここマドリッドのスペイン広場は、周りを近代的なビルに囲まれていて、都会の中の公園といった場所です。 ここは、本場スペインのスペイン広場です。

 次に案内されたのは、マドリード王宮です。 マドリードの王宮は、歴代の国王たちが住いとしてきたところですが、在のスペイン国王は、ここには住んでいないそうです
 それでも、国王夫妻の公式住居となっており、現在でも公式行事やセレモニーに使われているそうです。
 王宮は、150m四方の建物の中に、2700もの部屋があり、西ヨーロッパ最大規模を誇る王室の宮殿です
 その外観は、どこかベルサイユ宮殿を思わせるような威厳と品があります。 王宮は、全ての人に開放されているそうで、部屋から部屋へ、王宮絵画コレクションを眺め、その建築美を楽しみながら巡ることができるそうです。 王宮前の広場中央に建つ『フェリペ4世騎馬像』です。
 この像は、ベラスケスの描いた肖像画を参考に、イタリア人彫刻家が制作したもので、芸術的価値はもちろん、技術的な面からも騎馬彫刻の傑作とされています。
 2本の後ろ足で立ち上がったこの騎馬は世界初の試みであり、その尻尾は下に下がっています。 前足を上げた騎馬像のバランスを計算したのは、かの有名なガリレオ・ガリレイだそうですよ

  さて、案内されたここは、ひと味違う美術館です。
「国立ソフィア王妃芸術センター」です。
 この美術館の所蔵作品の中で、カタルーニャ出身の芸術家、サルバドール・ダリとジョアン・ミロの作品は見逃せないとされていますが …… 。 上の絵をご覧になって、如何ですか ?!? …… 。
 中でも、ピカソ『ゲルニカ』がこの美術館で鑑賞できる重要な作品のひとつです この大作は、1937年ドイツ空軍コンドル部隊による、ゲルニカの町への空爆を描いたと言うのですが  …..  これらの美術について、ここでは何も申し上げられません。 次に訪れたのは「プラド美術館」です。 スペインのマドリードにある、世界でも有数の規模と内容をもつ美術館です。 15世紀以来の。歴代のスペイン王家のコレクションを展示する美術館である。 所蔵作品の質と多様性の豊かさにおいて、プラド美術館は世界でも有数の美術館だとか。 館内の展示室においては、ベラスケスの 女官たち 、ゴヤの マハ 、エル・グレコの 胸に手を置いた紳士 、ボッシュの 快楽の園 あるいはルーベンスの 三美神 などの世界芸術の傑作をその他数々の貴重な絵画と共に鑑賞することができます。
 今では約 8,000点もの作品を有し、年間250万人もの人々が訪れそうです。 3階にもまたがる広大な館内の絵画を、一つ一つ見ていては、時間もエネルギーも消耗してしまいます。
 プラド美術館で、これだけは見逃せないという絵画だけを、チェックしていきましょうと、私たちを案内してくれた現地ガイドの日本人中年男性は、もの凄い知識を得ている人らしく、説明がとても判り易く面白い !! ….. その引きずり込まれるような解説に魅かれて、時間が経つのを忘れていました。 美術を鑑賞した後、プラド美術館のカフェで、頭も身体もちょっとひと休みです。
 昼食は、マドリードの街の中のレストランです。 14:40 頃・昼食を終えて、次の観光地・トレドへ・バス移動 1時間 / 71km となりました。 トレドに着いて最初に案内されたのは、金銀細工の工房です。
 金の糸を、酸化鉄、鋼鉄、銅などの金属の台に手作業で嵌め込んでいくという、日本では「象嵌」と呼ばれる工芸品を創る工房です。 トレドで創られる金銀細工の工芸品は、ダマスキナードと呼ばれています
 紀元前の古代エジプト発祥といわれていますが、その名の由来は古代ローマ帝国時代、シリアのダマスカスで盛んに製造されたことによります。 15世紀頃から、王侯・騎士の甲冑や武具の装飾としてヨーロッパ世界に広がりました。 スペインでは、「日の沈まない帝国」を作りあげたカルロス1世・フェリペ2世も豪華なダマスキナードを施した甲冑を作らせました。その後、武具の需要が減少すると、アクセサリーの装飾としてその優れた技術を伝えています。
 現在、トレドは、ダマスキナード生産において世界の中心です。
 トレドの城門の装飾・室内の壁面・家具調度品などに見られるように、優れた技術が今でも、工芸家たちの手によって、脈々と伝承されているそうです。

 さて、次に向かったのは、マドリッドの街から70Kmほどに位置し、2千年以上の歴史を刻んできていると伝えられている、ヨーロッパの中で一番古い街のひとつといわれている「古都トレド」です
 トレドは「3つの文化の町」と呼ばれ、キリスト、イスラム、ユダヤの文化が交じり合う街だそうです。 スペインのほぼ中央に位置するトレドは、三方をタホ川に囲まれた岩山に築かれた天然の要塞都市です なかでもトレド大聖堂は、今でもスペイン・カトリックの大本山で、宗教の中心地だそうです。 正式名称は、サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂 寺院としての歴史は何世紀も遡るそうですが、キリスト教教会としての存在は19世紀からだそうです。
 下の写真右は、羊皮紙で書かれた聖書だそうです。 書かれたのが13世紀との事だったので、まだ、活版印刷とかができる前の時代のものですよね。
 フランスゴシック様式の大寺院(カテドラル)は、1226年に建設が始まり1439年に完成、完成まで200年以上かかっているそうです。
 次に訪れたのは「サント・トメ教会」 … 小さな教会だが、宮廷画家として活躍したエル・グレコの傑作の一つとされている「オルガス伯の埋葬」があることで知られている

オルガス伯爵の埋葬」は、1323年に亡くなった伯爵の埋葬がテーマとなっています。
 
 上半分は天上界の絵です。イエスを中心に聖母が左、ヨハネが右に描かれています。
 下半分は、「オルガス伯爵」を埋葬する光景です。
 それを黒服のレース襟の騎士達がずらっと並んで見守りますが、彼らはこの絵が描かれた時代に生きていた人々だと言われています。

 16世紀半ば、ギリシャ人の画家グレコは、放浪の末にここトレドに移り住みます。
 この街を愛し、活動の拠点としたスペインを代表する画家、エル・グレコです。

 グレコが教会のために描いた宗教画「聖衣剥奪(はくだつ)」は、トレドに衝撃を与えました。 あまりにも大胆で革新的だったため、教会からは非難されてしまいます。
 しかし、様々な文化を受け入れてきた街の人々からは、グレコの絵は絶賛されるのです。
 その後グレコは、街の伝説に基づいた傑作「オルガス伯の埋葬」を生み出します。
 絵の中にグレコは、彼を支持した街の人々と彼自身の姿を描いています
 
 教会の周りにはお土産店が軒を並べ、レストランもありました。


 トレドの街の観光を終えて、18:40頃・マドリードへ戻るバス移動・1時間/71kmが始まったのでした。 バスはマドリードの市内に入って、夕食のレストンへと向かうが、デモの集会に阻まれ思うように近づけない。 レストランからは、かなり離れた処でバスを降りた。
 今日の夕食が、スペイン入りして、私には最も口に合った料理だったようです。 毎日・観光で、かなりの距離を歩いているにも関わらず、いっこうに減らない体重です。
 ワインでほろ酔い ….. すっかり暗くなったマドリードの街を歩いてバスへもどります。

 こうして、夜の10時・2連泊目のホテル「パルケ・アベニダス」に戻った。
 明日の出発のための必要最小限の準備作業を済ませ、ベッドに潜り込んだのでした。

 今回もご覧下さいまして、ありがとうございました。
 次の「第 5話」でまた…お逢いしましょう !! 

 

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2013 スペイン・ポルトガル周遊10「第4話」 への4件のフィードバック

  1. layla のコメント:

    マドリードか、なんだか歴史を感じる町だね。
    フェリペ4世の騎馬像、しっかり2本足で立ってる、
    すごいスゴイ!
    パパはなぜか東京の楠木正成像を思い出してしまった。

    サルバドール・ダリにパブロ・ピカソ・・・
    いやぁ、芸術家の国だわ。
    この人たちの作品が間近で見れるなんて、
    それもすごいスゴイ!

    バスに戻る頃にはもう真っ暗だって?
    マドリードの夜の街って、危険じゃないの?
    ああ、いいなあ、
    スペインのワインをいただいて、ほろ酔いかげんか。

    アレレ?
    パパがね、レイラのお顔が二つに見えるって、
    まるでピカソの絵のように。
    ねえ、今夜も飲み過ぎだよ、パパ・・・。

    • ぐらんぱ のコメント:

      laylaとママ&パパへ
      現代アートって、私のような凡人には、まったく理解できないものでした。 ガイドさんがこう言ったんです「無理して理解しようなどする必要はありせんよ !! 」と … その説明の言葉に、妙に納得したものでした。 現代美術の良さは、見学の最後まで理解出来なかったけれど、laylaのお洒落なお店などには、ひょっとしたら似合いそうな絵もあるかな ?? … と、ふとそう思ったものでしたよ。
      ありがとうございました。 … ではまた。

  2. Rocky&お姫様 のコメント:

     忙しいやら、なんやかんやで遅くなりました~~~~。m(__)m
    マドリードの町も、メルヘンと言うか、おとぎの国みたいで綺麗なところですね。
    金銀細工の技術は、繊細で日本人的に感じます。
    マドリードは、2020年のオリンピック開催候補に名乗りをあげています。
    どうなるか。今から楽しみになるのも、このブログのお蔭なのかの知れません。

    • ぐらんぱ のコメント:

      Rockyさんとお姫さまへ
      残暑お見舞い申し上げます。 Rockyさんとお姫さまには、お仕事に加えて・夏休み中のお孫さんのお相手などetcで、お忙しいご様子 … お察し申し上げます。 私共も先日、孫と一緒にプール遊びをしてまいりました。 久し振りのプールが気持ち良くて、歳も忘れて長く泳いだものです。 ところが、水から上がるときの我が身の重さには、ビックリでした。 普段生活をしていると、慣れが生じて、自分の重さというものをほとんど感じていなんいんですねぇ〜。 それに、何という不恰好な「ブヨブヨの腹」 … 明日から、またダイエットに挑戦してみま〜す !!
      ではまたお会いしましょう … ありがとうございました。

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