2013富士山周遊ドライブ10「第2話」

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 第2日目(11/5・火)   東京スカイツリーへ

 夜中の二時少し前に目が覚めてからは、今日のスケジュールが気になり始めてウトウト続き…四時半頃には起き出してしまった。そこで、昨日の日誌をパソコンに打ち込み、シャワーを浴びる。 東京は夜明けが早い…外に出てみると、お天気は嬉しい快晴です。
   キラキラと朝日が輝いていて、気温はひんやりとしていて爽やか。
 早朝からすでに多くの人たちが、忙しそうに行き交っています。 七時からのホテル朝食は、ヴィッフェスタイル。
 料理の品数は、幾らか少な目だが不足はありません。レストランのガラス越しに見えている洋風な中庭が、都会的な朝を演出しているかのように感じたものです。 旅に出ると何時も、朝ご飯はしっかりおかわりして美味しく戴きます。
 今日は、九時に予約を入れている「東京スカイツリー」の観光です。
 初めて訪れるところなので、時間に余裕を持って出掛けたものでした。 ホテルから品川駅までは、緩やかな下り坂が続いています。通学路にもなっているのか、駅の方から登って来る通勤のサラリーマンに混じり、多くの女子高生たちとすれ違います。
 品川駅は、人・人・人の大河が凄い勢いで流れています。 ホームもまた、それらの通勤客たちで溢れています。…そうした都会の喧騒中に身をおいていると、若い頃に、丸の内の本社で、数ヶ月の新入社員研修を受けたことを思い出していました。
 私たちは京急・都営浅草線で、品川駅から8:18・押上駅に向かいます。
 この電車だと乗り換えなしで行けます。その車内は、浅草が近づくにつれ、さっきまでの物凄いラッシュが嘘のようにがらんとなった。 電車は人形町を8:21に通過…もうすぐ押上駅です。
 8:30・電車は浅草を通過して、次に「押し上げ駅」に到着しました。
 押上駅を出ると突然「東京スカイツリー」が現れたんです。
 
気を抜くとついつい曲がりがちな背中を、思いっきり後ろに反らせて「東京スカイツリー」を見上げる…すると、後ろにひっくり返りそうなくらいに、ツリーの迫力が伝わってきましたね。                                    

 この位置からは、ツリーが高くて、思うようにファインダーに入りません。

 東京スカイツリーの高さは634メートル…世界一の高さですね。
 展望デッキへの予約は、Webチケットで事前に予約をしていたのです。
 チケットは、9時からの入場となっていて、それ迄にはもう少し時間があります。
 なので「ソラマチひろば」をゆっくりと観ながら、4階の「東京スカイツリー天望デッキチケットカウンター」へと向かいます。




 今日は火曜日・だから、大した混雑はない筈だと決め込んでいたのです…ところがびっくり !! ….こんなに早い時間から物凄い人が行列をなしています。
 事前予約をしていた私たちは、専用のカウンターで引換券を受け取り、列に並ぶ必要なく天望シャトル・エレベーター前に進むことが出来ました。 展望台へは、高速のエレベーター「天望シャトル」に乗り込みます。
40人乗りのエレベーターは、一分間に600メートルの超高速。 なので、地上350メートルの「天望デッキ」までは僅か50秒で到着です。
このエレベーターが4基あったと思います。

「天望デッキフロアー350」から、さらに上の「天望回廊450」までは、約30秒で結ぶ天望シャトル「高速エレベーター」に乗る必要があります。
  その「天望回廊」へ昇るためのチケット売り場に、物凄い大行列が出来ていました。

 何時の間にか私たちも、その行列の中にいましたね。こうしてやっと、天望シャトルに乗り込み、最高の天望フロアー450メートルに到着です。

   タワーをぐるりと取り囲む「天望回廊」の出発地点でエレベーターを降ります。
   するとそこでプロが、観光客の記念撮影をしていました。 回廊の高低差を活用した面白い記念写真を撮っています。1枚1,200円…私たちには少し高いかなと思ったが、記念に撮って貰うことにしたんです。「下の写真です」

 この天望回廊は、タワーをぐるりと110m 続くガラス張りです。
 ここを歩いていると、まるで空中散歩している気分です。
 ここを訪れている人の数がもの凄いです。 この回廊には900人が収容出来ると言うのですから、恐ろしいです。 家内が立っているところは、光と音とを駆使した「ソラカラポイント」と言う不思議な空間です。 冬の晴れた日の朝には、雪化粧をした富士山が見えるそうですが、残念ながら、今日は見えませんでした。
 天望回廊をひと回りして十分に楽しんだ後、天望シャトルで350mの天望デッキフロアーに降ります。 そこに「スカイツリー・カフェ」がありました。
 ずうっと立ちずくめだったので、お茶でもしながら一休みがしたいと思っていましたら、ここはスタンディング・カフェでした。

 天望デッキのフロアーは、フロアー350345340の 3フロアがあります。
 これらの間には、エスカレーターと階段で自由に行き来が出来るようになっています。
   フロア340には、「ガラス床」があって、地上を覗くことが出来ます。
   耐熱強化ガラスとは知らされていても、あまり気持ちの良いものではありません。 このフロアーには「スカイツリー・ショップ」もありました。 このショップでしか買えないアイテムもあるとの宣伝に誘われて、孫への土産を求めたものです。
 2時間ほど、展望台の観光をして 5階の出口に降りました。 上の写真は、5階の広いスペースの土産品コーナーです。 
 次に「ソラマチ」の 7階に入り、昼食をとろうとレストランを探しました。
 約 80店もあると言われているソラマチの飲食店の中から、私たちの目にキラリと光ったレストランは、「江戸味楽茶屋・そらまち亭」です。  ここは、高座の寄席演芸を、生で楽しめる、創作和食のレストランだそうです。提灯や瓦屋根に、江戸時代の下町情緒が感じられ、タイムスリップした気分が味わえます。

    上の写真は、総檜作りの「高座」です。

 下の写真は「江戸味楽茶屋・そらまち亭」からの眺望です。
 ちょいちょいこの街を訪れる訳にもゆかないので、今日は終日、この街を観てやろうと出掛けてきたのでした。 なので、昼食後は「ソラマチ」の隅々まで歩き回ったものです。





イーストヤード」の3031階には、上質で本物志向のレストランが揃っています。
 地上150メートルほどから見渡す景色も素晴らしいです。
 ここから展望する夜景は、想像を越える美しさだろうな〜と感じましたね。
 このイーストヤードの31階には、全席からタワーが望めるという人気のカフェラウンジがありました。「天空ラウンジTOP of TREE」です。
 行列が絶えない人気店だそうですが、私たちは入り口から覗いただけ。 この店の人気の一つに「3段に連なり前菜がのるスカイツリーフォルムのアミューズタワー」は、ランチ・ディナーともに楽しめるそうです。「下の写真」 次にここを訪れることがあったら、景色を楽しみながら贅沢なごはんにしたいものです。
ソラマチで買い求めたお土産が、重たくなってきました。まだ陽は高い…下げて回るのも大変だと思って….ソラマチの一階にある「佐川急便」から、買った土産を我が家に発送依頼したんです。  こうして手荷物を軽くしてソラマチを後に、押上駅から京急地下鉄で「東銀座」に立寄りました。この地下鉄東銀座駅と直結しているのが、荘厳な新しい装いの「歌舞伎座」です。 2013年の4月にオープンしたそうですね。

 この歌舞伎座の前の舗道は、観劇客以外にも、多くの観光客で賑わっています。
 一般の通行人にも影響を及ぼしていて、「舗道を塞がないで下さい !!」と、係員が大声で誘導しています。 歌舞伎座の地階には、歌舞伎関連のみやげ品店のフロアーとなっていて、ここも沢山の人で賑わっていました。

 こうして暫く歌舞伎座の表玄関を観たのち・東銀座駅から品川駅へと帰ります。
 五時少し前に品川駅に戻ったのでした。
 開店するのを少し待って入ったレストランは「ダイニング・キッチン&バー・響」です。 品川駅高輪口の正面の坂道を少し登ったところにあります。
 ここで夕食をとることにしたんです。 出てくる料理はどれも美味い…蕎麦はさすがに東京だなと思ったものです。
 この店内は奥が広いようで、次々にサラリーマンの団体客が入店して来ています。 若い頃・この東京で、新入社員教育を受けた数ヶ月のことを想い出しながら、ディナーは会話が長くなりお酒が進みました。何と・二時間半ほどの食事となっていました。 満足な夕餉を終わり、緩やかな上り坂をゆっくり歩いてホテルに戻りました。
 昨日に引き続き今日も良く歩きました…背筋をシャンと伸ばして歩くのが辛くなるほどになっていまして、腰や両足の筋肉に強いこりが出ていましたね。
 夜・八時少し過ぎ、やっとの思いでホテルに帰り着きました。
 「昨日と同じで、充電が必要な物のセットと、歯磨きだけを済ませてバタンQ。
 今晩の宿泊も昨日と同じで「高輪東武ホテル」です。

 明日からは、いよいよこの東京から箱根へ向けてのドライブが始まります。
 その為には、しっかりと睡眠をとっておきたい…そう思って眠りました。

 ご覧いただきましてありがとうございました。
 …ではまた次回にお会いしましょう。

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